血液・腫瘍内科 | 診療科・部門

当科の紹介と診療内容

当科は、日本血液学会から「専門研修教育施設」として認定されています。常勤の４名の血液専門医が在籍し、貧血、白血球減少症、血小板減少症といった日常診療でよく遭遇する疾患から、急性・慢性白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、骨髄異形成症候群、再生不良性貧血、特発性血小板減少性紫斑病など、造血器腫瘍から血液難病まで幅広く診断・治療を行っています。詳しくは、診療実績表をご覧ください。

Evidence Based Medicine

患者様にご安心、ご納得頂ける医療を第一に考え、丁寧な対話に基づく全人的医療を実践しています。その際には、各種血液疾患に対して、科学的根拠に基づく医療（Evidence Based Medicine）を行っています。

また、熊本大学付属病院、熊本市民病院、済生会熊本病院、熊本赤十字病院、熊本中央病院、国立病院機構熊本医療センター、くまもと森都総合病院などの急性期病院・総合病院と連携してシームレスな医療を実践しています。

特徴

当科の特徴として、高齢の血液疾患の患者様が多いため、患者様ひとりひとりに応じた化学療法（抗がん剤治療）、緩和的な化学療法を行っています。また、輸血療法を主とする支持療法、痛みを軽減するための緩和治療など、トータルサポーテイブケア（その人らしい生き方に応じた治療）を目指しています。

診療実績（疾患件数）

2022年

表は左右にスクロールしてご覧ください。

疾患	件数	内訳
白血病	24件	急性骨髄性白血病(11件)、急性リンパ性白血病(1件)、慢性骨髄性白血病(3件)、慢性リンパ性白血病(9件)
悪性リンパ腫	44件	ホジキンリンパ腫、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、濾胞性リンパ腫、成人T細胞性白血病・リンパ腫等
骨髄腫	42件	多発性骨髄腫(38件)、原発性マクログロブリン血症(4件)
骨髄異形成症候群	7件	—
骨髄増殖性腫瘍	5件	真性多血症、本態性血小板血症、原発性骨髄線維症等
貧血症	55件	再生不良性貧血(6件)、溶血性貧血(4件)、鉄欠乏性貧血等(45件)
特発性血小板減少性紫斑病	2件	—
赤芽球癆	2件	—
凝固異常症	8件	—
その他の血液疾患	7件	—

外来診療担当医表はこちらから

医師紹介

理事長

松野文彦

/

まつのふみひこ

専門分野

血液腫瘍内科、緩和ケア内科、内科一般

専門医・認定医

日本内科学会認定医
日本血液学会認定血液専門医
日本緩和医療学会会員
日本死の臨床研究会会員

卒業大学

山口大学医学部卒業

副院長

薗田精昭

/

そのだよしあき

専門分野

血液腫瘍内科、内科一般

専門医・認定医

日本内科学会認定内科医
日本血液学会認定血液専門医
日本血液学会認定血液指導医
産業医
関西医科大学名誉教授

卒業大学

京都府立医科大学医学部医学科卒業

血液内科医師

天野将之

/

あまのまさゆき

専門分野

血液腫瘍内科、内科一般

専門医・認定医

日本内科学会総合内科専門医
日本内科学会認定内科医
日本化学療法学会抗菌化学療法認定医
ICD制度協議会認定インフェクション・コントロール・ドクター
日本エイズ学会認定医
日本血液学会会員
日本緩和医療学会会員
米国微生物学会 (ASM: American Society for Microbiology) 会員

卒業大学

熊本大学医学部卒業
熊本大学大学院医学教育部博士課程修了、医学博士