『短冊に願いをこめて』
サンセリテ月出では、毎年、多目的ホール、居室があるフロアーへ
七夕を飾っております。
ここで、
とつぜん、
七夕の歴史を調べてみました。
「たなばた」または「しちせき」とも読まれたそうで、
古来からの祭事(禊)として、
乙女が着物を織って棚にお供えし、
神さまを迎え、秋の豊作を祈り、人々のけがれを追い払う
その着物を織るために使用していたものが
「棚機:たなばた」
という織り機からの由来のようです。
やがて、仏教が大陸より伝来し、
お盆を迎える準備として、7月7日に行われるものへと変わっていきました。
その後、平安時代には、宮中行事として、貴族が、
江戸時代になると、七夕行事は五節句のひとつとして、
庶民へ広がっていき、
野菜や果物を供えて、五つの色の短冊へ願いごとを書いて、
笹や竹の葉につるし、星へ祈るという現在の風習に近い
お祭りへと変化しました。
ちなみに、なぜ、「笹の葉や竹」に短冊をつるすのかというと、
冬でも緑を保ち、まっすぐに育ち生命力にあふれた笹や、
古来より不思議な力が宿っているといわれた竹を用いるようになったのでは
ないかとのことです。
前おきが長くなりましたが、
梅雨の毎日で、
なかなか、
お外に出る機会も減ったり
気持ちもどんよりしてしまいますね。
6月25日は、お昼から、入居者さまに、ホールへ集まっていただき、
短冊に願いを込めて、
七夕飾りを行いました。
じゃーん!
沢山の願いを書いていただき、完成しました。
パソコンやタブレット、スマートフォンなど
便利ゆえに、文字を書く機会が減ってきている今日この頃。
思いや願いを素直に文字で書いてみるのも良いものですよ。