萬生会について
理事長ご挨拶
萬生会は明治18年開院した浦本病院に端を発し、創業者浦本萬生からその名を取り、お陰様で今年、137周年を迎えることとなりました。
萬生会は熊本第一病院、合志第一病院および萬生会在宅療養支援診療所や訪問看護ステーションを主とした在宅部門より成り立っています。特定医療法人となり、2病院と在宅部門を三位一体とした現在の法人体系は河北前理事長が23年がかりで作り上げたものです。
両病院と在宅部門が一体となり、法人の基本理念でもある、地域の皆様の「その人らしい生き方」を支えるために手を惜しまない医療、手厚い看護、心をこめた介護を提供します。
そのため当法人のマークは真心で支える手のシンボリックなものとなっております。
熊本第一病院、合志第一病院ともに在宅部門をフル活用しながら、血液内科、緩和ケア内科および高齢者医療を特徴とし、病院と在宅をつなぐ医療、看護、介護を目指し、地域医療に貢献いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
基本理念
私たちはつながりと学ぶ心を大切にし、
社会と向き合う医療を実践します
地域の皆さまの
「その人らしい生き方」をささえるために、
手をおしまない医療、手厚い看護、
心をこめた介護を提供します
萬生会グループ
萬生会の由来
特定医療法人萬生会は明治18年(1885年)、熊本市魚屋町において初代院長浦本萬生が浦本医院を開院したのが始まりで、爾来明治、大正、昭和、平成の四代を経て平成27年で創業130年になりました。
明治18年は西南戦争から8年しか経過しておらず、伊藤博文が初代内閣総理大臣に就任した年であり、また医学関係では熊本の偉大な先達である北里柴三郎がドイツ留学に出発した年です。当時国内では衛生学的にもまだまだ近代化には程遠く、コレラの流行による死者が年間10万人を超えるような時代でした。私どもの組織はそのような時代から地域医療に携わってまいりました。
大正12年浦本病院となり、昭和45年公募により名称を「熊本第一病院」と変更し、平成14年には熊本市田迎町田井島に新築移転いたしました。この間平成10年には特定医療法人、平成12年には特別医療法人という公的な性格を持つ医療法人としての認定を県、国から受けております。また萬生会は昭和52年に菊池郡西合志町に西合志病院を開設しましたが、創業125年を機に萬生会グループとしての結束を図るため西合志病院の新名称を公募し「合志第一病院」に変更しました。
さらに平成19年には熊本市月出に「月出在宅療養支援診療所」を開設、平成23年には、2ヶ所目の「清水在宅療養支援診療所」を開設し、現在は2つの診療所の統合を行い在宅医療を積極的に推し進めています。
また、平成24年には、サービス付高齢者向け住宅「サンセリテ月出」を月出地区にて開設、診療所、訪問看護ステーションを併設する等、これまでグループ内の病院や在宅療養支援診療所で培ってきた医療や看護のノウハウを併せ、介護サービスと在宅医療を一体的に提供しております。
グループ内の施設にはそれぞれの特徴があり、熊本第一病院は血液や全身の悪性腫瘍、糖尿病に代表される種々の栄養代謝障害、呼吸器病・感染症に関しての専門スタッフがチーム医療を展開しています。合志第一病院は菊池・合志地区の高齢者医療、介護の中心的な存在として頑張ってきました。また平成11年に県下で2番目のホスピス病棟を開設し、「がん」終末期の看取りをおこなってきた経緯もあります。直近では休止していた医療療養病棟を再開し、医療依存度が高い為に在宅や施設での療養が困難な方々の療養継続、在宅復帰支援を積極的に行っています。
萬生会在宅療養支援診療所は訪問診療専門の診療所で、「自宅に戻りたい」という患者様の希望をかなえる為に同法人の訪問看護ステーションや訪問リハと協働しながら、住み慣れた場所で少しでも長く、その人らしく過ごして頂けるよう訪問診療や往診を行います。「がん」の最後を看取る在宅ホスピスから老年医療、小児医療まで在宅療養中の患者様からの連絡に24時間、365日体制で対応し、いつでも往診、訪問看護を提供いたします。
沿革
明治18年 |
浦本萬生により熊本市魚屋町に創業 |
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大正12年 |
浦本病院となる |
昭和30年 |
医療法人萬生会 設立(理事長:佐分利 正) |
昭和45年8月 |
西合志診療所 設立 |
昭和45年10月 |
浦本病院から熊本第一病院に改名 |
昭和46年3月 |
熊本第一病院 基準看護認可 |
昭和46年9月 |
西合志診療所 病床19床 |
昭和49年2月 |
熊本第一病院 139床 |
昭和52年12月 |
西合志診療所から西合志病院へ名称変更 |
昭和60年8月 |
第三代理事長に佐分利ユリ氏就任 |
平成6年10月 |
西合志病院 新築工事着工(122床へ増床) |
平成10年3月 |
特定医療法人認可 |
平成11年5月 |
前理事長 河北 誠先生 熊本第一病院 院長就任 |
平成12年3月 |
特別医療法人認可 |
平成12年4月 |
介護保険関連事業開設 |
平成12年10月 |
熊本第一病院 日本血液学会認定研修施設へ認可 |
平成13年7月 |
西合志病院 医療機能評価機構認定 |
平成14年 |
河北 誠先生 第4代理事長就任 |
平成14年12月 |
熊本第一病院 現在地に移転 |
平成16年 |
熊本第一病院 医療機能評価機構認定 |
平成19年 |
月出在宅療養支援診療所開設(院長:近藤 宏子) |
平成22年5月 |
熊本第一病院 野上 哲史 院長就任 |
平成22年10月 |
西合志病院から合志第一病院へ名称変更 |
平成23年1月 |
在宅ケアセンター清水 開設
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平成23年4月 |
合志第一病院 坂本 泰雄 院長就任 |
平成23年12月 |
合志第一病院 一般病棟(緩和ケア)リニューアルオープン |
平成24年3月 |
在宅ケアセンター月出 リニューアルオープン
在宅ケアセンター清水
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平成25年10月 |
合志第一病院 ZEB化事業工事着工 |
平成26年1月 |
合志第一病院 ZEB化事業工事完成 |
平成26年6月 |
清水在宅療養支援診療所 冨田 潤一 院長就任 |
平成26年9月 |
合志第一病院 管理棟新築 |
平成27年8月 |
在宅ケアサポートセンター光の森新築 |
平成28年4月 |
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平成28年10月 |
熊本第一病院 一部病棟変更(医療療養病棟40床 → 地域包括ケア病棟40床へ) |
平成29年5月 |
熊本第一病院 病院機能評価 3rd:ver.1.1 認定 |
平成30年6月 |
熊本第一病院 施設基準一部変更(緩和ケア病棟開設) |
平成31年4月 |
熊本第一病院 松野 文彦 院長就任 |
令和3年4月 |
熊本第一病院 畑 裕之 院長就任 |
令和4年4月 |
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令和4年6月 |
熊本第一病院 病棟変更 |
令和4年11月 |
合志第一病院 病棟変更 |
令和5年4月 |
松野 文彦 理事長就任 |
特定医療法人萬生会 次世代育成支援対策推進法一般事業主行動計画
行動計画・期間
「社員が仕事と子育てを両立させることができ、社員全員が働きやすい環境をつくるため次のような行動計画を策定します」
計画期間:令和6年4月1日~令和9年3月30日
目標
〇社員の育児休業取得率推進
〇年次有給休暇・介護休暇・看護休暇の取得率向上
〇管理職に占める女性職員の割合の向上
〇男性職員の育児休業取得率・取得期間の向上
対策
令和6年4月~
〇育児休業を取得しやすく職場復帰しやすい環境整備として、育児休業期間中の代替要員の確保や業務内容業務体制の見直し
〇育児・介護休業法に基づく育児休業等、雇用保険法に基づく育児休業給付、労働基準法に基づく産前産後休業などの諸制度の周知
〇年次有給休暇の取得促進のため時間単位年休の新たな創設
〇各休暇取得状況を把握し、計画の見直しや評価、再周知
〇勤怠管理システムによる出退勤記録及び時間外労働時間の透明性の確保
〇女性が活躍できる職場であることについての求職者に向けた積極的広報
〇職場と家庭の両方において男女がともに貢献できる職場風土づくりに向けた意識啓発
〇女性労働者の積極的・公正な育成・評価に向けた上司へのヒアリング
〇一般職等の職務範囲の拡大・昇進の上限の見直し・処遇改善
公表している情報
管理職に占める女性職員の割合
2024年4月現在:60%
労働者に占める女性の割合
2024年4月現在:75%
男性の育児休業取得率
2024年4月現在:16%