看護部 | 特定医療法人 萬生会
〒862-0965 熊本市南区田迎町田井島224
電話:096-370-7333
FAX:096-370-7334

看護部

萬生会の看護部が大切にしている看護

患者様のお一人おひとりの尊厳ある命、
限りある命と真摯に向き合い、
寄り添い、お一人おひとりの
その人らしい生き方を支援いたします。

「その人らしい生き方」を支援するために心がけていること。それは、「親切な看護職とは何か?」を考え直すことです。私たちが考えている「親切な看護職」とは、患者様お一人おひとりの活動能力に応じた自立支援を、手を惜しまず、心を込めて提供させていただくことです。そのために、私たちは、患者様と次のお約束をさせていただきます。

  1. 入院期間中も目標を持った生活が送れるよう関わります。
  2. 1.の目標を達成できるように、まず、ご自分で「できること」は引き続き行っていただきます。「できない」ことは、「できるようになる」ために環境を整え、活動機能を高めていただくために多くの職員と協力し合いながら、これらの過程を職員全員で見守り、状況、状態に応じた看護・介護・リハビリテーション等をマネジメントいたします。
  3. 治療が終わったら生活の場に戻っていただくための退院支援を行います。
  4. 外来通院の患者様には、治療を継続しながら仕事などの社会的役割が果たせるように支援します。

特定医療法人萬生会の思い切った決断

院内連携を確固たるものにし、チーム力を上げるために、
医師以外の職員はみんな同じユニフォームを着ることにしました。

2022年9月1日より、私たち特定医療法人萬生会は、熊本第一病院も合志第一病院も、在宅部門も(医師を除く)すべての職員がみんな同じユニフォームを着用することにしました。(デザインは同一。カラーは4色から好みで選択可能)

「法人職員すべて(医師を除く)同じユニフォームを着る」を決定した理由は、職種間のヒエラルキー構造をなくし、職員一人ひとりが患者様・利用者様のためにチーム一丸となり包括的なケアを提供したいと考えたからです。つまり、チーム医療に対する概念枠組みの変革です。患者様・利用者様が、何かをして欲しいとき、何かを聞きたいとき、何かを確認したいとき、「私は、看護師だから…〇〇を呼びますね。」、「僕は事務職ですが…それは□□課の担当ですから…」は通用しない。患者様・利用者様にとって、職種は何であれ、病院の職員であることに相違はありません。誰に頼んでも確実に答えが返る仕組みである“ケア提供窓口の一本化”を図り、確認・連絡・報告、着実なケアの実施につなげるためです。そして、法人の部門・部署間、職員同士の仲間意識を醸成するためです。

もちろん、意見は賛否両論ありました。

「いいですね!これでチーム力が増しますね!」と“いいね”マークをいただいたり、「患者さんは、誰が看護師さんか、誰が介護職員さんかを識別できずに困るんじゃないの?」、「事務職員までこんなユニフォームを着るんですか⁈」等々、お叱りも励ましもいただきました。しかし、医療専門職であろうと、事務職員であろうと、私たちの大切な患者様・利用者様に真摯に向き合い、問題・課題に確実に着実に対応するために「職員がみんな同じユニフォームを着る」を決断しました。

ユニフォームにより識別される職種ではなく、自分の専門領域のケアの質を高め、ハイパフォーマンスな洗練されたケアで責任と自信をもって専門職域のケアを提供していきたいと考えています。

もう一つ目的があります。前々から、感染管理の側面から毎日ユニフォームを交換できるように服装規定を変えたかったことです。いまは、毎日、勤務ごとに、自分が選択したカラーの清潔なユニフォームを着用して気持ちよく仕事をしています。「体・態は心をなす」のことわざ通り、“チーム萬生”を目指し着実な歩み、確実な歩みを続けていきたいと考えています。

卒後教育について

入職時の多職種合同の研修を始め、「看護師のクリニカルラダー(日本看護協会版)」を基に、「看護の核となる実践能力(ニーズをとらえる力・ケアする力・協働する力・意思決定をささえる力)」に「組織的役割遂行能力」「自己教育・研究能力」を加え、患者様の「その人らしい生き方」を実現できるようなケアプロセスを展開できる看護職員になることを目指し、次のキャリアラダーで人材育成を行っています。

看護職員からメッセージ

萬生会で業務にあたる現役の看護師に、日々感じるやりがいや、働き方などについて語ってもらいました。

情報は取材時点の内容となります。

看護師
熊本第一病院 療養病棟
看護師(入社2年目)

「患者様にとって良いケアが提供できた」と
実感する瞬間があります!

学生の時から、慢性期の病院で働きたいと思っていました。大変なこともあるけど、とても楽しいです。一般病棟から転棟してこられた患者さんで、最初はモニターや点滴などにつながれ、一日中ベッド上で過ごされていて回復は難しいと言われていた方が、徐々に動けるようになり、話せるようになり、廊下を歩かれるようになったのを見たときは、「自分たちの行っているケアは良かったんだ」と思ってうれしくなりました。当面の目標は、夜勤リーダーがきちんとできるようになることです。

目標に向かって進んでいけるよう目標管理方式で成長を支援しています。

看護師
熊本第一病院 緩和ケア病棟
看護師(入社6年目)

子育てと仕事、両方、頑張っています!

11歳と3歳の子どもがいます。3歳の子どもを出産後は、1年間の育児休暇を取得しました。復帰の時は、時短での働き方も選択できましたが、元々、時間外勤務がほとんどない職場だったので、復帰当初からフルタイムで勤務しました。子どもが3歳になるまでは夜勤を免除してもらいました。周りのスタッフは、お互いにサポートし合って働いていて、とても働きやすいです。

言葉で意思表示できない患者さんの意思を理解したり、苦しさを伝えられない患者さんの苦しさをわかるために、自分の五感を精一杯使って観察して、早めに対応するということを心がけています。

子育て中の看護職のワークライフバランスを確保できるよう努力しています!

看護師
熊本第一病院 療養病棟
准看護師(入社2年目)

資格取得をめざして勉強しています!

昨年から、看護師資格の取得を目指して、専門学校の2年課程(教育年限3年)に行っています。週休2日制で休みが多いし、学校のスケジュールに合わせて休みの希望も出せるので、学校と仕事の両立ができています。昨年の学校の成績は、割とよかったですよ。仕事は大変なこともあるけど、職場での休憩中のおしゃべりが楽しくて元気にやっています。

看護師資格取得を目指して頑張っている職員をスタッフ全員で応援しています。奨学金制度も準備しています!

看護師
合志第一病院 一般病棟
看護師(入社10年目)

仕事と子育て、両立できます!

派遣という形態で合志第一病院に勤務を始めました。勤務を開始した時に、「この病院は仕事と子育てを両立できる」と感じ,派遣から正規職員として入職しました。3人目は合志第一病院に入職してから出産しました。安心して出産できたのも、スタッフと家族のサポートがあったからです。家からも職場である合志第一病院が近いので、通勤の負担はないです。

この経験を活かし、新しく採用されたスタッフにも声をかけて,一緒に元気に働きたいと思っています。もちろん現在働いている同僚にも声をかけ、これからも一緒に頑張っていきたいです。

多様な働き方のモデルです!頼もしい存在です!これからも先輩ナースとしてみんなを尊いてほしいです。

看護師
合志第一病院 緩和ケア病棟
看護師(入社12年目)

「その人らしさ」を支える喜びがあります。

当院は、人生における最終段階の患者様が多く入院されています。法人内に訪問診療・訪問看護があるので、在宅でも病院でもその人らしい生き方を支えることができる良い環境だと感じています。患者様がどう生きたいか、どう過ごしたいかをお聞きし、他職種とワンチームとなり日々のケアを考えることができています。忙しい中でも、ケアのやりがいを感じています。

病院には奨学金制度もあり、私はこの制度を利用し緩和ケア認定看護師の資格を取得できました。研修中もお給料をいただき、経済的に安心して受講することができました。自分のライフステージに合わせ、柔軟な勤務体制を相談できたことも続けられる要素と考えています。

いつも患者様に真摯に向き合ってるナースです。奨学金制度を活用して頂きありがとうございました。

看護師
合志第一病院 一般病棟
看護師(入社7年目)

安心して学べる環境があります。

家の近くで通勤が楽です。奨学金制度で夜間の看護学校に通算5年通いました。学校のスケジュールに合わせた勤務へ調整していただいたことで通学も大変ではありましたが、卒業することができました。学生時代に他の施設で働きましたが、ここは人間関係も良く、子供が体調不良の時も、休みを取れたのでそのまま働き続けられています。

努力に頭が下ります!そして今もママさんナースのロールモデルとして活躍されています。このようなナースが増えていってほしいです。

看護師
合志第一病院 一般病棟
看護師(入社4年目)

資格取得を後押ししてくれる職場です。

准看護師で入職し、働きながら看護師資格習得のための専門コースで学び、看護師資格習得ができました。

この病院に入職した理由は、患者さんの尊厳を大切にしているからです。学生の時、抑制をされている患者さんをみました。この病院では不要な抑制はされていません。患者さんを大切にしていると感じました。もう一つの理由は、勤務が週休2日制であることです。趣味の登山を続けられ、リフレッシュすることができます。

資格取得には全力で応援します。また、資格習得後の教育・育成にも力を注いでいます。

採用面接・インターンシップ

採用面接はご希望に応じ、随時行っております。「どのような病院なのかな?」「私の大事なキャリアを任せていい病院、看護部なのかな?」とご心配な方は、まず、インターシップを経験してみませんか?インターシップはその都度実施しています。希望される方は、お電話(TEL:096-282-8375)または、お問い合わせよりご連絡ください。

採用面接時によくいただくご質問

  • Q勤務シフトのパターンはどのようになっていますか?

    A

    変則2交代勤務で週休2日制です。週労働37.5時間です。

    • 日勤 8:30~17:00(休憩1時間)実働7.5時間
    • 夜勤 16:30~9:30(休憩2時間)実働15時間

    時差勤務があります。

    • 早出 7:30~16:00(休憩1時間)実働7.5時間
    • 遅出 10:30~19:00(休憩1時間)実働7.5時間
  • Q夜勤は2交代制ですか?それとも、3交代制ですか?

    A

    変則2交代制勤務です。

    • 夜勤 16:30~9:30(休憩2時間)
  • Q夜勤は、月に何回くらいですか?

    A

    3~6回です。

    体調や家庭の事情などの配慮をしています。10回/月程度の夜勤のみを担当する夜勤専従の働き方もあります。

  • Q夜勤手当はいくらですか?

    A
    • 正看護師 13,000円~
    • 准看護師 10,000円~
    • 看護補助者 6,500円~

    基本給の上昇に応じて増額する仕組みです。

  • Q短時間勤務制度(時短)はありますか?

    A

    あります。

    育児休業(子どもが1歳未満(状況により最長で2歳未満)の期間)後の復帰時に利用されています。9:00~16:00(実働6時間)の働き方を選ばれる方が多いです。

  • Qフレックスタイム制度はありますか?

    A

    ありません。

    常勤職員は、日勤、夜勤、早出、遅出の勤務パターンを上手く活用しています。自身の受診や子供さんの学校行事のため等で休みが必要な時は、有給休暇を取得したり、公休を取る日の希望を出す等で対応されています。

    非常勤職員としての働き方もあります。働くことが可能な曜日や時間等の事情に合わせて契約していただいています。

    年間休日は122日(令和5年度)で、時間外勤務は月平均3時間でした。「実働7.5時間/日は働きやすい」という意見が多いです。ワーク・ライフ・バランスはとりやすい職場と思います。

  • Q退職の年齢は何歳ですか?

    A

    定年退職は、65歳です。

    退職後、嘱託等で働き続ける制度もあります。現在、法人全体で65歳以上の方が16名働いています。その内、7名が看護職員です。

  • Qプリセプター制度やパートナー制度はありますか?

    A

    あります。

    新入職員に対しては、最低でも1年間はプリセプターがつきます。また、入職後しばらくの間は、先輩の職員と日勤も夜勤もパートナーを組み、一緒にケアや業務を行います。

  • Q定期昇給はありますか?

    A

    あります。

  • Q在籍しながら資格習得したいときの奨学金制度はありますか?

    A

    あります。

    現在、2名の看護職員が奨学金制度を利用しています。

組織体系

組織体系図